そのうえで、NHKの「あさイチ」がこの首回りをテーマにした回を放送します。皆さん、こんな経験はありませんか?
— ライオン Lidea – リディア – (@lidea_lion) 2024年2月27日
\Tシャツに洗濯バサミの跡が/
洗濯で干すときにTシャツやカットソーをハンガーにかけず、洗濯バサミでつまんでしまうと
つまんだ部分の生地がのびたり跡がついて
アイロンを掛けてもなかなか戻りません
でも衣類の仕上がりは“干し方”で変わります(1/2) pic.twitter.com/MevVmQWxBM
この記事で分かること
・あさイチ8月24日の回で公式に告知されている内容
・メーカーや業界団体が公開している、首回りを整える方法
・素材が綿か混紡かで結果が変わる理由
・首回りが伸びる原因と、黄ばみとの違い
・あさイチ8月24日の回で公式に告知されている内容
・メーカーや業界団体が公開している、首回りを整える方法
・素材が綿か混紡かで結果が変わる理由
・首回りが伸びる原因と、黄ばみとの違い
あさイチ2026年8月24日の回はTシャツの首まわりと黄ばみ
番組表アプリは古い情報が残ることがあるので、NHKの公式ページで確認しました。| 項目 | NHK公式に載っている内容 |
|---|---|
| 番組名 | あさイチ「Tシャツの伸びた首まわり&黄ばみの悩み撃退SP」 |
| 放送日 | 2026年8月24日(月曜日) |
| 放送局・時間 | NHK総合 午前8時15分〜午前9時55分 |
| 本放送か | 初回放送(再放送ではない) |
| 出演 | ゲスト=磯山さやかさん・横澤夏子さん/キャスター=博多華丸・大吉さん、鈴木奈穂子さん |
出所のはっきりした「首回りを整える方法」を並べてみた
洗剤メーカーと業界団体が公開している方法だけを、出所つきで並べます。| 方法 | やり方 | 向いている素材・注意 |
|---|---|---|
| 水分を与えて熱で固め直す | 水分を与えてシワを伸ばし、アイロンの重みと熱でプレス | 綿・レーヨンなど水を吸う繊維。合成繊維は効果なし(ライオン) |
| アイロンは一方向に | 一方向にゆっくり動かし、持たない手で縫い目を引っ張る | 薄手のニット地は左右に動かすとシワが寄る(ライオン) |
| 押しつけずになでる | 表面をなでるようにかけ、強く押さえない | ポリウレタン入りは熱に弱く中温以下(ライオン) |
| 干す前に引っ張る | 肩とそでを持って上下に振り、エリを引っ張ってから干す | 脱水後すぐに。脱水が長いと型崩れの原因(花王) |
| 平干しにする | ピンチハンガーの上などに寝かせて干す | ニット・カットソーなど型崩れが気になるもの(花王) |
うまくいかないこともあります。洗濯バサミの跡は、アイロンをかけても戻りにくいとされています。また、熱いお湯につけて縮める方法をネットで見かけますが、繊維メーカー・業界団体・公的機関の公開情報の中に、これをすすめているものはありませんでした。洗濯表示の数字は水温の上限、と東京都クリーニング組合も説明しています。
そもそもTシャツの首回りが伸びる原因は干し方と脱ぎ方
なぜ首回りだけがヨレるのか。花王の研究者インタビューに理屈がありました。 ハウスホールド研究所の石川晃さんによると、衣類のダメージの正体は生地ではなく「糸」。ヨリが崩れると元の形に戻ろうとする力そのものが落ちるそうです。生地の端が波打つ「カーリング」も同じ理由で、端は周囲から力がかからない分めくれやすいとのこと。首回りは、まさにその端っこでした。| やりがちなこと | 何が起きるか | どうする |
|---|---|---|
| ハンガーを首から入れる | 濡れて重い生地で首回りが引っぱられる | 裾から入れて裾から出す(ライオン) |
| 細いハンガーで干す | 肩の一点に重みが集中して型崩れ | 厚みのあるハンガーかタオルを巻く(ライオン) |
| 標準コースでまとめ洗い | 首や丈が縮み、他の衣類の毛羽もつく | 弱水流コース+洗濯ネット(ライオン・花王) |
| 脱水後に放置する | 脱水された形でシワが固定される | すぐ取り出して干す(東京都クリーニング組合) |
| 脱ぐとき首を引っぱる | 洗う前の段階で首回りが伸びる | 首を引っぱらずに脱ぐ(ライオン) |
干す前のひと手間も効きます。花王の解説では、脱水後に肩とそでを持って上下に振り、手のひらでたたき、エリや縫い目を引っ張るという3段階。エリを引っ張る、がまさに首回りの話ですね。洗濯機でのニットの洗い方
— 花王 アタック(お洗濯全般) (@kao_attackjp) 2025年12月5日
①汚れている部分には洗剤の原液で前処理
②洗濯ネットに入れる
③やさしく洗える洗濯コースを選ぶ
④柔軟仕上げ剤を活用
⚠️洗濯機の取扱説明書と
衣類の洗濯表示を事前にチェック!
詳しくは動画をチェック!保存して見返してね!
https://t.co/cQsgYLcPtZ
黄ばみのほうは原因が別。皮脂が繊維の奥にたまっている
番組では白いTシャツの黄ばみも扱います。こちらは原因がまるで違いました。 ライオンによると、黄ばみや黒ズミの原因のひとつは繊維の奥に蓄積した皮脂汚れ。繰り返し洗ううちに変質して黄ばみになるそうです。東京都クリーニング生活衛生同業組合も、襟元が黄色く変色するのは汚れや洗剤カスが残っているからだと説明しています。ライオンが「着用年数が短い衣類はなにか」を調べたアンケートでは、1位が白いシャツ、2位がワイシャツ。どちらも黄ばみや黒ズミが着なくなる最大の理由で、平均寿命は3年半〜4年弱とのこと。白は首回りより先に、色で寿命が来ているわけです。
対策は、つけおき洗いと、詰め込み洗いをやめること。洗濯物は洗濯機の容量の約7割までにしないと衣類が動かず洗浄力が落ち、落ちた汚れが他の衣類に戻る「再汚染」まで起きるそうです。同組合は洗剤を計らないのは百害あって一利なしとまで書いていました。黄ばみを防ぐつもりで洗剤を増やすのは、逆効果です。
【逆バンザイ干し】
— 花王 アタック(お洗濯全般) (@kao_attackjp) 2024年12月9日
服の脇下やフード裏など乾きにくい部分が重ならないように干すことが可能。「逆バンザイ干し」と、かわいらしく言いまわしているものの有り体に言えば、ただの逆さ吊り。乾かないために見せしめにあっているように見えないこともない。 pic.twitter.com/Rjbbgt7USq
3人ぶんの洗濯を回している私が、放送前に決めたこと
ここから少し個人的な話をさせてください。 うちは9歳・5歳・3歳の3人がいるので、Tシャツの消耗の速さが尋常じゃありません。上の子はもう自分で脱ぐようになって、案の定、首から一気に引っこ抜きます。今回いちばん刺さったのが、まさにその「脱ぐときに首を引っぱらない」という一行でした。洗い方ばかり調べていたのに、原因は洗う前にあったという。9歳に言って直るかは正直わかりませんが、言ってみる価値はありそうです。 そしてうちの洗濯機は、まず間違いなく詰め込み洗いです。5人ぶんを回して7割で止められた日が、どれだけあったか。白いものを洗う日だけは量を減らすあたりを落としどころにします。全部を完璧にやろうとすると、まず続かないので。 環境省のサステナブルファッションのページも見にいきました。今より1年長く着るだけで、日本全体で約5万トンの廃棄量が減るそうです。「1年間1回も着ていない服は一人あたり約24枚」という数字で手が止まりました。24枚。うちのクローゼットを思うと、否定しきれません。 最後に予想を。番組が言う「一瞬で激変」は、水分と熱で形を固め直す方向の技だろうと見ています。メーカー側の公開情報がその原理を説明しているからです。放送で答え合わせを。放送後の結果は、この下に追記しました。 買い替える前提で探している方は、チャリTシャツはどこで買えるのかのほうもどうぞ。【追記】8月24日の放送を見た答え合わせ
放送が終わったので、この記事で並べた予想と、実際に紹介された方法をつき合わせます。番組の公式テキストは公開されていないため、ここは放送を見た人の投稿を複数つき合わせて、内容が一致したものだけを書きます。細かい言い回しまでは追いきれていない点は、先にお断りしておきます。「一瞬で激変」の正体は、熱ではなく氷水だった
先に結論から書きます。この記事の最後に書いた私の予想は外れました。 予想したのは「水分を与えて、熱で固め直す方向の技だろう」でした。メーカーの公開情報がその原理を説明していたからです。ところが放送で紹介されたのは、伸びた襟元を氷水で締めるという、熱とは逆の方向でした。放送を見た人の投稿でも「Tシャツの襟元を氷水で締める」「伸びた首周り、氷水で戻るの?」と、同じ場面が別々の人から上がっていました。時間帯は午前8時25分前後です。
ただ、原理の入口は同じところにありました。綿は水を含むとふくらみ、その状態から乾くときに形が決まります。熱でプレスするのも、冷やして締めるのも、形が決まるのは濡れた繊維が乾くときという点では同じ話でした。方向を読み違えただけで、見ていた場所は間違っていなかった、と自分では思っています。
脱ぎ方は3種類を実験。伸びにくいのは「まくり上げ型」だった
この記事で「脱ぐときに首を引っぱらない」と書いた部分は、放送では実験の形で扱われていました。脱ぎ方を3つに分けて比べています。| 脱ぎ方 | どう脱ぐか | 首元への影響 |
|---|---|---|
| 引き抜き型 | 首元をつかんで上に引き抜く | 首元にいちばん負担がかかる形 |
| まくり上げ型 | すそを持って、上にまくり上げる | いちばん伸びにくい |
| うで抜き型 | 先に腕を抜いてから脱ぐ | まくり上げ型の次 |
NHK『あさイチ』
— 佐藤三兄弟 (@ahy_triplets) 2026年8月24日
ご覧いただきありがとうございました!
Tシャツの着脱検証もとても勉強になりました
みなさんもぜひ試してみてください #佐藤三兄弟 #あさイチ
黄ばみは「濃縮液体洗剤」と「酸素系漂白剤」の2段構えだった
白いTシャツの黄ばみのほうは、この記事に書いたつけおき洗いの方向で合っていました。放送で紹介された流れは、複数の投稿で内容がそろっています。- 濃縮タイプの液体洗剤を、黄ばんだ部分になじませてしばらく置く
- 40度くらいのお湯に酸素系漂白剤を溶かし、30分ほどつけ置きする
- 水気を切って、あとは普通に洗濯する
使うのは酸素系の漂白剤です。塩素系につけ込んで色が変わってしまった、という失敗談も放送後に上がっていました。プリントやサインの入ったTシャツは、目立たない場所で試してからのほうが安全です。
この記事では、黄ばみの原因を繊維の奥にたまった皮脂汚れと洗剤カスだと書きました。洗剤を先になじませてから漂白剤に移る、という順番は、その原因の説明とかみ合っています。皮脂は油なので、まず洗剤で浮かせる。そのあとで色を抜く。理屈が通っている手順でした。
番組そのものが、あのドラマのパロディだった
もうひとつ、放送後にいちばん話題になったのはコーナーの作りのほうでした。「Tシャツの黄ばみが落ちるまで」「Tシャツ悩みが消えるまで」といったタイトルにコインランドリーの映像、さらにスピッツの曲まで流れています。こちらは別の記事にまとめました。 あさイチのTシャツ特集にスピッツの見知らぬ糸!Tシャツが乾くまでのパロディだったまとめ
分かったことを整理します。- 買った時と同じ状態に戻す方法は、メーカーも業界団体も公表していない
- 水分を与えてから熱でプレスして整える方法は、複数の情報源が原理まで説明している
- 綿は水分が効くが合成繊維には効かない。混紡は低い方の繊維に温度を合わせる
- 伸びる原因は干し方と脱ぎ方。ハンガーは裾から入れて裾から出す
- 黄ばみは原因が別で、繊維の奥の皮脂汚れと洗剤カス
- 【追記】放送の答えは「襟元を氷水で締める」だった。予想した水分と熱の方向とは逆



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