・劇場版『目覚める神秘』が原作のどこから始まると考えられるか
・これまでのアニメが原作の何巻までを描いたのか
・新キャスト2人が、範囲を読むうえで何の証拠になるのか
2026年10月23日(金)に公開される劇場シリーズ【第一部】『メイドインアビス 目覚める神秘』。2026年8月7日に本予告と新キャスト、そして主題歌が一気に解禁されました。
でも、ニュースを見た人がいちばん知りたいのって、たぶんそこじゃないんですよね。「で、原作のどこからやるの?」ここだと思います。私も同じことが気になって、公式サイトの奥まで開いて調べました。
結論から書きます。『目覚める神秘』は、原作コミックス11巻から始まる可能性が高いと考えています。そして第一部というからには、深界七層に足を踏み入れる13巻あたりが区切りになるのではないか、と読んでいます。
そう考えた根拠を、公式が出している材料だけで順番に並べていきますね。

『目覚める神秘』の原作は11巻からと考えた3つの根拠
いきなり結論の中身からいきます。私が11巻スタートだと思っている理由は、大きく3つあります。
ひとつ目は、直前のアニメ2期『烈日の黄金郷』が原作10巻までを描き切っていること。ふたつ目は、今回の新キャラクター・クラヴァリの名前がついたエピソードが、まさに11巻に収録されていること。3つ目は、本予告で「深界七層へ進む」と示されていることです。
この3つが、きれいに一本の線でつながります。10巻で前の話が終わって、11巻から新しい旅が始まって、その旅の途中で新キャラに出会って、七層へ着く。順番どおりなんですよね。
ただ、公式が「原作の◯巻から◯巻までです」と発表しているわけではありません。ここは正直に書いておきます。あくまで、公開されている材料を並べて筋を通した予想です。以下、その材料をひとつずつ見ていきます。
これまでのアニメが原作のどこまで描いたのかを表にしました
まず土台になるのが、ここまでのアニメがどこまで進んだかです。ここが分かっていないと、次がどこからなのかも決まりません。
シリーズは、テレビアニメ2期と劇場版・劇場版総集編が入り混じっていて、正直けっこうややこしいです。私も調べながら一回手が止まりました。なので、時系列で並べ直しました。
| 作品 | 放送・公開 | 原作のどのあたりか |
|---|---|---|
| テレビアニメ1期(全13話) | 2017年7月〜9月 | ナナチと合流し、前線基地へ向かうところまで |
| 劇場版総集編【前編】旅立ちの夜明け/【後編】放浪する黄昏 | 2019年1月 | 1期の再構成 |
| 劇場版『深き魂の黎明』 | 2020年1月17日 | 黎明卿ボンドルドとの対決(公式の原作紹介では5巻〜6巻の内容) |
| テレビアニメ2期『烈日の黄金郷』 | 2022年7月〜9月 | 原作10巻まで |
| 劇場シリーズ【第一部】目覚める神秘 | 2026年10月23日 | 11巻から?(この記事の予想) |
2期『烈日の黄金郷』が10巻まで、というのは書かれています
ここがいちばん大事なところです。アニメ2期『烈日の黄金郷』については、原作漫画の10巻までの内容が描かれたと、大手のアニメメディアがはっきり書いています。
そして公式サイトの「原作情報」ページを見ると、10巻の紹介文にあたるのが成れ果ての村が崩壊していく話です。2期の終わり方と、ぴったり重なります。ここは公式の言葉と一致するので、かなり固いと見ていいと思います。
1期と劇場版の範囲は「公式の巻数発表」がありません
一方で、テレビアニメ1期と劇場版『深き魂の黎明』については、「原作の何巻まで」という公式の発表を見つけることができませんでした。
ただ、公式サイトの原作紹介を読むと輪郭は分かります。4巻の紹介にナナチの合流と前線基地でのくだりがあり、5巻にボンドルドとの対決、6巻でその決着と六層到達が書かれています。1期はナナチと合流するところまで、劇場版はボンドルドとの一件を描いた作品ですから、1期が4巻あたり、劇場版が5巻〜6巻あたりという並びになります。
数字を出すときは公式の言い方から離れすぎないほうがいいと思うので、この記事では「あたり」と書いています。ここは新しい情報が出たら追記しますね。
新キャストのテパステとクラヴァリが、いちばん強い手がかりでした
ここからが本題です。8月7日に発表された新キャスト2人が、範囲を読むうえでの最大の証拠になります。
| 役名 | 声優 | 公式の紹介 |
|---|---|---|
| テパステ | 諸星すみれ | 先輩探窟家のクラヴァリと行動を共にしていたが、はぐれてしまい、その後探窟隊「呪詛船団」に遭遇する |
| クラヴァリ | 星野貴紀 | 単独行を得意とする黒笛の探窟家。独特の挨拶「デャホーデ」を様々な場面で使う |
クラヴァリの名前がついた話は、11巻に入っています
調べていていちばん「あっ」と声が出たのがここでした。
電子書籍ストアの分冊版の商品ページをたどると、「ハワユードコカ04 クラヴァリ」というタイトルの回が、単行本の11巻に収録されていることが確認できます。つまりクラヴァリという人は、11巻に名前つきで登場しているわけです。
映画の新キャストとして名前が出てくるということは、その回を映像化するということです。だとしたら、始まりは11巻。ここが私の予想のいちばん太い柱になっています。
テパステが出会う「呪詛船団」は12巻の話です
もう一人のテパステについては、公式の紹介文に「その後探窟隊『呪詛船団』に遭遇する」と書かれています。
この呪詛船団が原作のどこで出てくるかというと、12巻です。公式サイトの原作紹介にも、12巻のところで呪詛船団との遭遇と、団長スラージョによる「試し」の話が出てきます。
11巻でクラヴァリ、12巻で呪詛船団。新キャラ2人の設定が、そのまま11巻と12巻を指しているんですよね。これはもう、範囲の答え合わせになっていると思います。
深界七層まで進むなら、どこで区切るのでしょうか
本予告では、リコ・レグ・ナナチ・ファプタの4人が深界七層へ進む姿が描かれています。公式サイトのイントロダクションにも、一行が深界七層へ進むことが書かれています。
では、七層に着くのは原作のどこかというと、公式の原作紹介では13巻です。ここで一行は深界七層【最果ての渦】へ足を踏み入れます。
| 巻 | 発売日 | 公式の原作紹介にあること |
|---|---|---|
| 11巻 | 2022年7月29日 | 六層を離れ、奈落の底を目指して進み始める |
| 12巻 | 2023年7月31日 | 探窟隊「呪詛船団」と遭遇。団長スラージョの「試し」 |
| 13巻 | 2024年8月30日 | 深界七層【最果ての渦】へ足を踏み入れる |
| 14巻 | 2025年8月8日 | 七層で謎の巨大生物に襲われ、一行に危機が訪れる |
| 15巻 | 2026年8月26日(電子版は8月17日) | 「追憶の装置」に、テパステへ宛てて記録されていたもの |
こうやって並べると、区切りの候補は自然に絞られてきます。「目覚める神秘」というタイトルは、七層で待っている神秘のことを指しているように読めます。だとすると、七層に着いて終わりではなく、着いてから何かが起きるところまでは入るはずです。
私は11巻から13巻まで、そこに14巻の入口が少し乗るくらいを第一部の範囲として見ています。ここは完全に予想なので、外れたら外れたと後で書きますね。
ナナチは今回どう関わるのか(ここだけ完全に個人的な話をさせてください)
さて、ここから少し脱線します。というのも、私はこの作品を全部見ていて、漫画も読んでいて、推しがナナチだからです。
まず今回の映画での立ち位置から書きますね。公式サイトのキャラクター紹介に、リコ・レグ・ファプタと並んでナナチが載っています。声はこれまでどおり井澤詩織さん。本予告でも、深界七層へ進む4人の中にちゃんといます。
そして公式の原作紹介を見ると、14巻でナナチの身に大きなことが起きて、8月に出る15巻でもナナチをめぐる話が続くことが書かれています。つまり第一部でナナチが脇に回ることは、たぶんないんですよね。ここは推しとして、けっこう安心して待っています。
で、ここからが個人的な話です。
ナナチね、かわいいんですよ。もふもふなんです。それだけでもう画面に出てくるたびに嬉しいんですけど、声とセリフがまた合ってるんですよね。井澤詩織さんのあの声と、ナナチのしゃべり方が、ほんとにぴったりで。「んな〜〜」というあの言い方、見た人ならたぶん全員耳に残ってると思います。私もめちゃくちゃ残ってます。
あの声、実は『パウ・パトロール』のスカイと同じ人です
ここ、作品を知らない人にいちばん伝わる話だと思うので書かせてください。
ナナチの声をあてている井澤詩織さんは、『パウ・パトロール』のスカイ役と同じ方なんです。テレビ東京の番組公式サイトのキャスト欄に、スカイ=井澤詩織とちゃんと出ています。
子ども向けの番組はついていても、メイドインアビスは名前も知らない、という方はけっこう多いと思うんですよね。でもあのスカイの声と、もふもふのナナチの声が同じ人だと言われると、急に距離が縮まりませんか。私はこれを調べていて、しばらく「えっ」と言っていました。
ほかにも井澤さんは、『チェンソーマン』のポチタなどを担当されています。並べてみると、人の言葉をしゃべる小さくてもふもふした存在を任される方なんだなと分かります。埼玉県出身で、2022年からボイスキットに所属。ナナチは2017年の1期からずっと同じ方が続けています。
かわいいだけで終わらないのが、ナナチなんです
さて、ここからが本題です。
かわいい、もふもふ、声もぴったり。ここまでならただのマスコットです。でもそうじゃないのがナナチなんですよね。ナナチのエピソードがなかなかに切なくて、泣けるんです。そこまで込みで、もう完全に感情移入してしまいます。かわいさをめでる対象であり、同時にいちばん心を持っていかれる存在でもある。この二段構えが、私の中でのナナチです。
うちでは、「これはナナチを愛でるアニメだ」と旦那によく言ってます。言い過ぎなのは自分でも分かってるんですけど、そう言いたくなるくらいなんですよ。
……で、その旦那なんですが、黎明卿の話の前までしか見てないんです。
黎明卿というのは、白笛のボンドルドの二つ名です。深界五層の前線基地を拠点にしている人で、劇場版『深き魂の黎明』の中心にいる存在。つまりうちの旦那は、ナナチと出会う深界四層あたりまでは見ていて、五層に入るところで止まっているということになります。
これ、ちょうどナナチが好きになりかけたところで止まってるんですよね。もったいなさすぎませんか。ナナチをめでるアニメだと散々言っているのに、めでる本編に入る手前で止まっている。私は今回のリバイバル上映が、その続きに進んでもらういい口実だと思っています。まあ、見るかどうかは本人が決めることなんですけど。
主題歌はKevin Penkinさんと森カリオペさんの共作です
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— アニメ「メイドインアビス」公式 (@miabyss_anime) 2026年8月7日
主題歌決定
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劇場シリーズ【第一部】#メイドインアビス 目覚める神秘 主題歌
「Chain of the Abyss」
Kevin Penkin feat. Mori Calliope
作詞: Kevin Penkin, Mori Calliope
作編曲: Kevin Penkin
▼本予告映像で一部音源が公開▽… pic.twitter.com/AGiupRYA2a
主題歌も8月7日に発表されました。曲名は「Chain of the Abyss」。Kevin Penkin feat. Mori Calliope という組み合わせです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 主題歌 | 「Chain of the Abyss」 |
| アーティスト | Kevin Penkin feat. Mori Calliope |
| 作詞 | Kevin Penkin, Mori Calliope |
| 作編曲 | Kevin Penkin |
| 音楽(劇伴) | Kevin Penkin |
| 公開 | 本予告映像で一部音源が解禁 |
Kevin Penkin(ケビン・ペンキン)さんは、オーストラリア・パース出身の1992年生まれの作曲家です。『メイドインアビス』の音楽をシリーズを通して手がけてきた人で、今回の劇場シリーズでも音楽を担当しています。
つまり主題歌は、外から誰かを連れてきたのではなく、ずっとこの作品の音を作ってきた人が、自分で歌ものとして書き下ろしたという形なんですよね。ここは個人的にけっこう大きいと思っています。劇伴と主題歌が同じ人の頭から出ているので、映画の中で地続きに鳴るはずです。
そこに入るのが、バーチャルアーティストのMori Calliope(森カリオペ)さん。公式サイトのプロフィールでは、日本語と英語を織り交ぜた歌詞とラップスキルが紹介されています。2022年にユニバーサルミュージックからメジャーデビューし、YouTube登録者は260万人。
正直、この2人が並ぶと聞いたとき、私は一瞬「どうなるんだろう」と思いました。ペンキンさんの音って、静かなところがとても静かなんですよね。そこにラップが入るのか、と。でも作詞に2人とも名前が入っているところを見ると、上に乗せただけの企画ではなさそうです。本予告で一部が流れているので、そこで確かめられます。
これから見る人へ。えぐいけど、泣けるし、頭に残ります
残酷な描写については、隠さずに書いておきます
この作品、残酷な描写があることで知られています。ここをぼかすのはフェアじゃないと思うので、先に書いておきますね。
私も見ていて、確かにけっこうえぐいなと思う場面はあります。人を選ぶところがあるのは間違いないです。だから「かわいい絵柄だから子どもと一緒に」という入り方をすると、たぶん面食らいます。
けど、泣けるんですよ。そしてめちゃくちゃ引き込まれます。気づいたら次を見ています。そして頭に残るんですよね。たぶん、それだけ衝撃が強いからだと思います。えぐいところだけを取り出すと身構えてしまうんですけど、実際にあとまで残るのは、そこじゃなくて感情のほうなんです。
なので、迷っている人には「えぐさはある。でもそれ以上に泣けるし、引き込まれるし、あとで思い出す」という順で伝えたいなと思っています。10月の映画から入るより、1期から順に見たほうが絶対に効きます。ナナチの切なさも、順番に見てきた人にいちばん刺さるようにできていますから。
何を見ていれば、この予想の答え合わせができるか
そのうえで、この記事の予想が当たったかどうかを自分で確かめる方法を置いておきます。ここがいちばん実用的なところかもしれません。
| 時期 | 何があるか |
|---|---|
| 2026年8月7日〜8月20日 | 劇場版『深き魂の黎明』リバイバル上映(全国53館・副音声つき) |
| 2026年8月7日 | ムビチケカード第3弾 発売(1,600円・特製クリアファイル付き) |
| 2026年8月17日 | 原作15巻 電子版 |
| 2026年8月26日 | 原作15巻 紙の単行本(1,100円税込) |
| 2026年10月23日 | 劇場シリーズ【第一部】『目覚める神秘』公開 |
今まさに『深き魂の黎明』のリバイバル上映が始まったところです。8月7日から8月20日まで、全国53館。しかも副音声つきで、富田美憂さん・伊瀬茉莉也さん・井澤詩織さん・水瀬いのりさんが参加しています。うちの旦那が止まっているのがまさにここなので、タイミングとしては出来すぎです。
そしてもうひとつだけ、先に言っておきたいことがあります。この『深き魂の黎明』、シリーズの中でもとくに悲しい話です。
何がどう悲しいのかは、ここでは書きません。書けないのではなくて、書かないほうがいいと思うからです。ここは何も知らないまま座って、そのまま受け取ってほしいところなので。私がここで先に言ってしまったら、その分だけ持っていかれるものが減ってしまいます。
なので、覚悟だけしておいてくださいとだけ。それだけ言って、あとは黙っておきますね。
そして、範囲の答えがいちばん早く出そうなのは公式サイトのINTRODUCTIONとCHARACTERのページだと思っています。追加キャラクターが増えたら、その人が原作の何巻の人かで範囲が動くからです。公式X(@miabyss_anime)は解禁のたびに動くので、そこを見ておけば取りこぼしません。
①テレビアニメ1期 →②劇場版『深き魂の黎明』(今リバイバル上映中)→③テレビアニメ2期『烈日の黄金郷』→④原作11巻から15巻
ここまで来れば、10月23日にそのまま座れます。
まとめ
『メイドインアビス 目覚める神秘』が原作のどこからなのか、調べて分かったことを整理します。
・アニメ2期『烈日の黄金郷』は原作10巻までを描いている
・新キャラのクラヴァリの名前がついた回は、原作11巻に収録されている
・もう一人のテパステが遭遇する「呪詛船団」は原作12巻の話
・深界七層に足を踏み入れるのは原作13巻
・以上から、映画は11巻スタート、13巻あたりまでが第一部と予想
・ただし「原作の何巻まで」という公式発表はまだ出ていない
・ナナチの声は井澤詩織さん。『パウ・パトロール』のスカイと同じ方です
新キャストの発表が、そのまま範囲の答えになっていた——というのが、今回いちばん面白かったところでした。キャストは物語のネタバレをしないまま、原作のどこをやるかだけを教えてくれるんですよね。こういう読み方ができるのは、原作つき作品ならではだなと思います。
10月23日まで、まだ解禁は続くはずです。新しい情報が出たら、また追記していきますね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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