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金田一耕助の映画を見る順番は?八つ墓村2026まで23本を公開順と事件順で並べてみた

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金田一耕助の映画を見る順番は?八つ墓村2026まで23本を公開順と事件順で並べてみた 映画
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尾上松也さんが金田一耕助を演じる映画『八つ墓村』が、2026年9月18日(金)から全国公開されています。監督は『呪怨』シリーズの清水崇さんです。 これをきっかけに「昔の金田一の映画も見てみたいけど、どれから見ればいいの?」と思った人は多いはずです。ところが金田一耕助の映画は、1947年から数えるとこの記事で数えただけで23本。演じた俳優も片岡千恵蔵さんから尾上松也さんまで14人いて、同じ作品が何度も作り直されています。 この記事では、映画.comの作品データベースと各作品の公式情報をもとに、公開順の一覧表と、作中の年代で並べた「事件の順」の2通りを並べてみました。事件の犯人やトリック、結末には触れていません。

金田一耕助の映画は全部で何本?公開順の一覧表

まずは劇場公開された映画を、公開順にすべて並べます。金田一役と監督は映画.comの作品ページで確かめました。
公開年作品金田一耕助役監督
1947三本指の男片岡千恵蔵松田定次
1949獄門島片岡千恵蔵松田定次
1951八つ墓村片岡千恵蔵松田定次
1952毒蛇島奇談 女王蜂岡譲司田中重雄
1954悪魔が来りて笛を吹く片岡千恵蔵松田定次
1954犬神家の謎 悪魔は踊る片岡千恵蔵渡辺邦男
1954幽霊男河津清三郎小田基義
1956吸血蛾池部良中川信夫
1956三つ首塔 ※片岡千恵蔵小林恒夫
1961悪魔の手毬唄高倉健渡辺邦男
1975本陣殺人事件中尾彬高林陽一
1976犬神家の一族石坂浩二市川崑
1977悪魔の手毬唄石坂浩二市川崑
1977獄門島石坂浩二市川崑
1977八つ墓村渥美清野村芳太郎
1978女王蜂石坂浩二市川崑
1979悪魔が来りて笛を吹く西田敏行斎藤光正
1979病院坂の首縊りの家石坂浩二市川崑
1979金田一耕助の冒険古谷一行大林宣彦
1981悪霊島鹿賀丈史篠田正浩
1996八つ墓村豊川悦司市川崑
2006犬神家の一族石坂浩二市川崑
2026八つ墓村尾上松也清水崇
※1956年の『三つ首塔』は映画.comの作品検索では見つからず、ファンサイト「金田一耕助博物館」の映画リストで確かめた1本です。

石坂浩二さんは1976年から1979年までの5本と、2006年のセルフリメイク版を合わせて計6作で金田一を演じています。片岡千恵蔵さんも1947年の『三本指の男』から6作に主演しています(どちらも映画.comの記事より)。

並べてみると、公開が集中しているのは1950年代と1970年代後半の2か所です。1975年の『本陣殺人事件』から1981年の『悪霊島』までの7年間だけで10本あり、映画.comの記事では、1976年の『犬神家の一族』が角川映画の第1作として大ヒットし、横溝正史ブームを巻き起こしたと紹介されています。 なお、古谷一行さんはドラマの金田一で知られていますが、映画で金田一を演じたのは1979年の『金田一耕助の冒険』の1本だけです。同じ作品の無声映画パートでは三船敏郎さんも金田一に扮しています。
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見る順番は2通りあり公開順と事件の順で割れる

「見る順番」を調べると、答えは2つに分かれます。 1つ目は上の表の公開順です。作り手が変わるたびに金田一の姿がどう変わったかを追いかけるなら、こちらが分かりやすい並べ方です。映画.comによると、初期の金田一はソフト帽にトレンチコートでピストルを撃つ探偵で、お釜帽子に袴姿の金田一が初めてスクリーンに出たのは1976年の『犬神家の一族』だそうです。 2つ目は、作中の事件が起きた年代の順です。金田一シリーズは1本ずつ独立した事件なので、どこから見ても話は分かります。ただ、金田一が戦地から帰ってきたところから始まり、最後の事件で姿を消すまでの流れがあるため、年代順に並べると金田一自身の歩みが見えてきます。
順作品作中の時代(確かめられた範囲)
1本陣殺人事件原作での金田一の初登場作品
2獄門島昭和21年9月下旬(終戦から1年)
3悪魔が来りて笛を吹く昭和22年(1979年版のあらすじ)
3犬神家の一族昭和22年(2006年版のあらすじ)
5八つ墓村原作は昭和23年
6病院坂の首縊りの家昭和26年に始まる(1979年版のあらすじ)
7女王蜂昭和27年(1978年版のあらすじ)
最後病院坂の首縊りの家(後半)最初の事件から20年後に再び動く

この表の年代は、映画のあらすじに書かれた年を多く使っています。映画は原作の年代を変えることがあり、たとえば『八つ墓村』は原作が昭和23年なのに、1996年版のあらすじは昭和24年です。1977年版と2026年版は、公開当時の現代に置き換えられています。順番は目安として見てください。『悪魔の手毬唄』と『悪霊島』は、作中の年を一次情報で確かめられなかったので表から外しました。

『病院坂の首縊りの家』は、映画.comでもU-NEXTの作品紹介でも金田一耕助の最後の事件とされています。KADOKAWAの文庫の紹介では、最初の事件から20年後に金田一が再び動く話です。事件の順で見るなら、この作品は最後に回すのが筋です。
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初めて見る人はどれから?入り方を考えてみた

ここからは調べた結果をもとにした考察です。公式に「この順で見てください」と決まった順番はありません。 いちばん入りやすいのは、1976年の『犬神家の一族』だと考えます。理由は3つあります。今の金田一のイメージ(お釜帽子と袴)が初めて映画に出た作品であること、角川映画の第1作としてブームの起点になった作品であること、そして2026年10月3日(土)時点でU-NEXTの見放題に入っていることです。 1本気に入ったら、同じ市川崑監督と石坂浩二さんのコンビで『悪魔の手毬唄』『獄門島』『女王蜂』『病院坂の首縊りの家』と公開順に進むのが自然です。U-NEXTの作品紹介にも「シリーズ第2弾」「第3弾」と番号が振られていて、迷わずにたどれます。 2026年版をきっかけに興味を持った人なら、1977年版と1996年版の『八つ墓村』を見比べる入り方もあります。同じ原作で、金田一役が渥美清さん、豊川悦司さん、尾上松也さんと3人とも違います。2026年9月23日には東京・新宿ピカデリーで野村芳太郎監督の1977年版と清水崇監督の2026年版の2本立て上映も行われていて、作り手の側でも見比べが意識されています。
1977年版の『八つ墓村』は、萩原健一さんが主人公の寺田辰弥を演じ、金田一は渥美清さんです。映画.comの記事では、渥美清さんの金田一は麦わら帽子に開襟シャツという「放浪の旅人」のような姿だったと紹介されています。
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2026年版『八つ墓村』の公開日とキャスト

2026年版の基本情報を、映画ナタリーと映画.comの作品ページから並べます。

公開日:2026年9月18日(金)全国ロードショー
監督:清水崇/脚本:尾ヶ井慎太郎・清水崇
原作:横溝正史『八つ墓村 金田一耕助ファイル1』(角川文庫)
上映時間:117分(G)
配給:松竹、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
主題歌:TMG「DOOM」

主なキャストは、金田一耕助が尾上松也さん、主人公の井川辰弥が奥智哉さん、森美也子が堀田真由さんです。高島礼子さんが田治見家の小竹と小梅の二役、滝藤賢一さんが田治見久弥と要蔵の二役を演じています。岡山県警の磯川警部は小籔千豊さんです。 今回の大きな違いは、舞台が現代になっていることです。主人公は就職の内定がない大学生として描かれています。MOVIE WALKER PRESSのインタビューで清水崇監督は、原作の昭和23年のままでは「お話も金田一のキャラクターも成り立たない」と考えて現代にしたと語っています。同じインタビューでは、今回が『八つ墓村』の11回目の映像化だと紹介されています。 金田一の癖も変わっていて、頭をかく仕草ではなく耳たぶを触る癖が付けられています。尾上松也さん本人の癖を取り入れたものだそうです。 公式Xでは、映画大好き芸人のあんこさんの「初めて観る人はここから入村してみては?」というコメントも紹介されています。主題歌「DOOM」を収めたTMGのアルバム『TMG III SAYONARA』は2026年10月14日(水)発売です。TMGについてはTMGメンバー2026を2004年と比べてみた記事でまとめています。
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2026年版の元になった原作を読むなら、角川文庫の『八つ墓村 金田一耕助ファイル1』が楽天ブックスにあります。
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金田一耕助の映画はどこで配信している?U-NEXTで確かめた11本

配信は、U-NEXTの作品ページを1本ずつ開いて確かめました。2026年10月3日(土)時点で「見放題」と表示されていたのは次の11本です。
作品金田一役U-NEXT
本陣殺人事件(1975)中尾彬見放題
犬神家の一族(1976)石坂浩二見放題
悪魔の手毬唄(1977)石坂浩二見放題
獄門島(1977)石坂浩二見放題
八つ墓村(1977)渥美清見放題
女王蜂(1978)石坂浩二見放題
病院坂の首縊りの家(1979)石坂浩二見放題
金田一耕助の冒険(1979)古谷一行見放題
悪霊島(1981)鹿賀丈史見放題
八つ墓村(1996)豊川悦司見放題
犬神家の一族(2006)石坂浩二見放題
1979年の西田敏行さん版『悪魔が来りて笛を吹く』と、1940〜1960年代の作品は、U-NEXTの作品ページで配信を確かめられませんでした。ほかの配信サービスも公式ページで確かめられなかったため、この記事では書いていません。配信の状況は変わることがあるので、見る前に各サービスの作品ページで確かめてください。

23本を並べてみて分かったこと

表を作ってみて、まず大きいと感じたのは、同じ原作が何度も作り直されていることです。『八つ墓村』は1951年、1977年、1996年、2026年と映画だけで4本あり、『犬神家の一族』も1954年の『犬神家の謎 悪魔は踊る』を入れれば3本、『悪魔の手毬唄』『獄門島』『悪魔が来りて笛を吹く』『女王蜂』もそれぞれ2本ずつあります。「見る順番」を調べる人が迷うのは当然で、タイトルだけで検索すると、どの年の作品の話をしているのかがすぐに分からなくなります。この記事の表で公開年を必ず並べたのはそのためです。 次に気になったのが、金田一の見た目の変わり方です。最初の片岡千恵蔵さんはトレンチコートにピストル、高倉健さんはサングラスにオープンカー、中尾彬さんはジーンズ、そして石坂浩二さんで初めて原作どおりのお釜帽子と袴になります。今の多くの人が思い浮かべる金田一の姿は、映画の歴史で見ると1976年からの姿で、それより前の約30年間は、見た目がかなり違う探偵だったことになります。これは並べてみないと気づきにくい点です。 2026年版はそこからさらに一歩離れて、舞台を現代に移しています。清水崇監督のインタビューでも、野村芳太郎監督の1977年版の印象が強くて最初は手を付けていいのか迷った、という話が出てきます。1977年版も公開当時の現代に置き換えた作品なので、「その時代の今に合わせて作り直す」という流れは、実は約50年前から続いていることになります。 もう1つ、事件の順で並べてみて分かったのは、映画のあらすじに書かれた年が原作とずれる作品があることです。『八つ墓村』の1996年版のあらすじが昭和24年になっているのはその一例で、原作ファンと映画ファンで「何年の話か」の答えがずれる理由はここにあると考えます。公式に事件の順をまとめた資料は見つけられなかったので、この記事の事件順は、確かめられた年だけで組んだ目安です。 23本のうち11本がU-NEXTの見放題に入っているのは大きいです。映画館に行けなくても、1970年代の市川崑監督のシリーズ5本と2006年版がそろって見られます。1976年の『犬神家の一族』で今の金田一の姿をつかみ、2026年版の現代の金田一と比べてみると、同じ探偵がここまで違う形になるのかという差が見えてくるはずです。

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