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しあわせは食べて寝て待て早春の養生編の薬膳ごはんと本編9話の料理を全部並べてみた

ドラマ
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NHK総合の特集ドラマ「しあわせは食べて寝て待て〜早春の養生編〜」が、2026年8月18日(火)の午後10時から11時12分に放送されます。前作を追いかけていた人がいちばん気になるのは、ストーリーより「今回はどの料理が出るのか」のほうではないでしょうか。 先に答えを書きます。早春の養生編に登場する薬膳ごはんは「とっちゃなげ汁」と「豆腐の味噌漬け」で、レシピは放送前にNHKの公式サイトで公開されています。 しかも調べていくうちに、前作にあたるドラマ10の全9話ぶんについても、公式がレシピを出している料理が7品あることが分かりました。この記事では、その7品と今回の2品を合わせた9品を、いっぺんに並べてみます。
すいとん・大根・にんじん・しいたけ・油揚げが入った味噌仕立ての汁物
この記事で分かること
・早春の養生編に出てくる薬膳ごはん2品と、その材料
・前作ドラマ10の全9話で公式レシピが出ている7品の一覧
・レシピが公開されていない話はどれか
・第3話にすでに「豆腐のみそ漬け」が出ていたという話
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早春の養生編の薬膳ごはんは「とっちゃなげ汁」と「豆腐の味噌漬け」

まず今回の特集ドラマから。NHKの番組公式サイトには、放送に先がけてフードスタイリスト・飯島奈美さんによるレシピが2品ぶん掲載されています。 1品めがとっちゃなげ汁。さとこがパート先の社員旅行で立ち寄った、唐社長の実家で出てくる一杯です。材料は鶏もも肉、大根、にんじん、しいたけ、油揚げ、だし汁1000ml、味噌大さじ4〜5。そこへ薄力粉160gとかたくり粉20gで作ったすいとんが入ります。演出の中野亮平監督は公式サイトのインタビューで、これを「いわゆるすいとん」と説明していました。 2品めが豆腐の味噌漬けです。絹ごし豆腐1丁を水切りして、味噌150gとみりん大さじ2で包んで冷蔵庫で寝かせるだけ。公式のレシピには「4日目の漬かり具合がおすすめです」と書かれていました。桜井ユキさんは「豆腐がまるでクリームチーズの様に大変身」とコメントしています。 面白いのが食材の選び方でした。中野監督によると、今回の特別編のキーワードは「巡る」。そこになぞらえて、冬は気を巡らせる小松菜・かぶ・かぼちゃ・鶏肉、夏は気や血を巡らせるナス・オクラを意識して具材に入れたのだそうです。料理の中身は毎回、飯島奈美さんと薬膳考証・指導の鈴木養平さんと相談して決めているとのことでした。 つまりこの汁物、具は好きに替えていいわけです。公式のレシピにも「その他、季節や体調に合わせて」と書いてあって、大根をかぶにしたり、ナス、オクラ、絹さや、かぼちゃ、小松菜などが例に挙がっています。レシピというより考え方が置いてある感じで、そこがこの作品らしいなと思いました。
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前作ドラマ10の全9話で公式レシピが出ている料理を表にしてみた

ここからが本題です。前作のドラマ10「しあわせは食べて寝て待て」は、2025年4月1日から5月27日まで、NHK総合の火曜22時枠で全9話が放送されました。その各話に出てきた料理のうち、NHKの公式サイトがレシピを公開しているものを並べたのがこちらです。
話数料理名キーになる食材
第1話肉団子と野菜のスープすりおろしたれんこん・しめじ・キャベツ
第2話そら豆ごはんそら豆(ゆで汁でごはんを炊く)
第3話お粥+ごはんのお供5品米0.7合に水750〜850ml
第4話黒豆チリコンカン乾燥黒豆・豚こま切れ肉・クミン
第5話公式レシピは公開されていません
第6話金柑のシロップ煮金柑300〜350g・砂糖160〜200g
第7話筍ごはん/鯛の潮汁ゆで筍・木の芽/鯛のアラ・昆布
第8話公式レシピは公開されていません
第9話公式レシピは公開されていません
早春の養生編とっちゃなげ汁/豆腐の味噌漬けすいとん・味噌/絹ごし豆腐・味噌
数えると本編で7品、早春の養生編で2品の、合わせて9品です。第5話・第8話・最終話ぶんは、公式サイトにレシピの掲載が見当たりませんでした。作中に料理が出てこなかったという意味ではなく、あくまでレシピとして公開されていないということです。
汁物や豆ごはん、お粥、炊き込みごはんなど和食の料理を真上から並べた食卓
なお第4話には、公式レシピとは別に鶏ささみの天ぷらも登場しています。飯島奈美さんが料理雑誌のインタビューで、梅酢で漬けると揚げても肉がパサつかない、と話していたものです。梅の効能はずば抜けて多い、という言い方もされていました。
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第3話のごはんのお供に、もう「豆腐のみそ漬け」が出ていました

ここが、調べていていちばん手が止まったところです。 第3話のお粥のレシピを公式サイトで読んでいたら、お粥そのものより下に、「ごはんのお供」が5品並べてありました。大根おろしのかつおぶしのっけ梅干し添え、ひじきの煮物、キャベツのぬか漬け、しょうゆ麹、そして豆腐のみそ漬けです。しかもこの5品は、公式によると原作漫画にあるものを再現したものでした。 お気づきでしょうか。豆腐のみそ漬けは、1年前の第3話ですでに画面に出ていたのです。それが今回の早春の養生編では、レシピが1本立てで公開される側にまわっている。脇に添えてあった小鉢が、主役の1つに昇格した形です。 ここから少し個人的な話をさせてください。私はこういう「あとから点と点がつながる」ものにめっぽう弱くて、気づいた瞬間に思わず声が出ました。というのも、最初は第3話のレシピを、お粥の水加減を確認する目的だけで開いていたんです。米0.7合に水750〜850ml、というあの数字だけ見て閉じるつもりでした。それがページの下のほうに小さく5品並んでいて、うち1つが今回のと同じ名前だった。あわてて早春の養生編のほうのレシピを開き直したら、こちらは絹ごし豆腐1丁・味噌150g・みりん大さじ2という、ちゃんと分量の入った独立したレシピになっていました。 正直、テレビの前で豆腐を味噌に漬けようと思う人がどれだけいるのかは分かりません。うちには子どもが3人いて、いちばん下がこの夏で3歳になったばかりなので、4日寝かせる料理を冷蔵庫の奥に仕込んだら、たぶん存在ごと忘れます。忘れて、4日どころか10日目くらいに発見するやつです。それでも、この作品が同じ食べものを1年またいで2回出してきたという事実のほうに、なんだか妙な安心感がありました。作った人たちがちゃんと覚えている、ということですから。
第3話に出てきたごはんのお供5品(NHK公式サイトより)……大根おろし かつおぶしのっけ梅干し添え/ひじきの煮物(作り置き)/キャベツのぬか漬け/しょうゆ麹/豆腐のみそ漬け。しょうゆ麹は、しょうゆに米麹を混ぜて発酵させた調味料だと公式が説明しています。

9品の材料を横に並べたら、変わった生薬が1つも無かった

もう1つ、9品ぶんの材料をぜんぶ書き出して気づいたことがあります。 高価な生薬らしいものが、ひとつも入っていません。れんこん、そら豆、黒豆、金柑、筍、鯛のアラ、大根、にんじん、しいたけ、油揚げ、絹ごし豆腐、味噌、みりん。全部スーパーで買えるものです。いちばん特殊なのが黒豆チリコンカンに入るクミンとカイエンペッパーで、これもスパイス売り場にあります。 薬膳と聞くと、まず名前の読めない乾物を思い浮かべませんか。私は完全にそちら側の人間で、だから正直、レシピを開く前は「材料の半分は通販で買うことになるんだろうな」と思っていました。ところが並べてみたら、そら豆はゆで汁ごと使えと書いてあり、れんこんはすりおろせと書いてある。飯島さんのワンポイントも「とろみがついてスープも冷めにくいし、胃の負担もやわらげてくれるでしょう」という、いたって普通の言い方でした。特別なものを買い足す話ではなく、いつもの食材の使い方を1つ変える話なんですね。 似たような発見は、市販品の食べ比べをしたときにもありました。カルディ・無印・業スーの火鍋の素を比較したときも、結局いちばん差が出たのは中身の材料そのものより、どう使うかのほうでした。ここは記事のテーマから少し外れますが、体をあたためる食べものの話としては地続きだなと思っています。
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放送後に確かめたいことと、これから起きそうなこと

最後に、放送前の時点で分かっていないことと、私の予想を置いておきます。 まずとっちゃなげ汁と豆腐の味噌漬け以外の料理について。公式サイトが出しているレシピは今のところこの2品だけですが、桜井ユキさんは公式インタビューで、司と早朝に出かけた先で食べた塩むすびのシーンを「これぞ『しあわせは食べて寝て待て』だな」と語っています。飯島奈美さんが現場でその場で握ったものだそうです。塩むすびのレシピが後から公開されるかは分かりませんが、放送を見た人が「あのおむすび」で検索する場面は確実にあると思います。 次に、宮沢氷魚さんが公式インタビューで挙げていた梅肉エキス。これは本人が作品をきっかけに自分で始めた習慣で、物語には出てこないものだと本人がはっきり断っています。ここは混同されやすいので、そのまま書いておきます。 それから続編について。原作は水凪トリさんの漫画で、秋田書店から既刊6巻(2025年10月16日時点)。今回の早春の養生編は、中野監督いわく本編の第6話と第7話の間にあたる話で、構成の都合で描けなかった原作エピソードを膨らませたものだそうです。ということは、まだ映像になっていない原作の話がほかにも残っている計算になります。最終話のその後ではなく「間」を選んだ今回のやり方は、続きを作る余地をきれいに残した形だと私は見ています。
なお、続編や第2弾の制作について、現時点でNHKからの公式な発表はありません。ここに書いたのはあくまで、公開されている監督インタビューと原作の巻数から立てた予想です。新しい発表があれば追記します。
ちなみに前作の全9話は、放送に合わせて8月に一挙アンコール放送が組まれていました。こういうひよっこの再放送は何回目?という記事でも書いたことですが、NHKは反応のあった作品を何度も回してくるので、今回を見逃しても次の機会は来ます。放送後1週間はNHK ONEでの見逃し配信も予定されています。

まとめ:しあわせは食べて寝て待ての薬膳ごはんは合わせて9品

この記事で分かったことをまとめます。 ・早春の養生編に出るのはとっちゃなげ汁と豆腐の味噌漬けの2品で、レシピは放送前に公式が公開ずみ ・前作ドラマ10のぶんは、公式レシピが出ているのが第1・2・3・4・6・7話の合わせて7品 ・第5話・第8話・最終話のレシピは公開されていない ・第3話の「ごはんのお供」に、すでに豆腐のみそ漬けが入っていた ・9品の材料に、特別な生薬はひとつも入っていない ・放送は2026年8月18日(火)午後10時から11時12分、NHK総合 料理の名前を並べるだけの記事にするつもりで調べ始めたんですが、材料の欄まで全部書き出したことで、この作品が言いたいことのほうが先に見えてきた気がします。いつもの買い物かごの中身を、ちょっとだけ違う使い方にする。それだけで養生になるという話なんですね。72分ぶんの新しい料理が何品出てくるのか、放送後にこの記事へ追記していきます。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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