- 第9話で公式が出している情報と、伏せている情報の線引き
- 鴨居の妹・立花晶子が亡くなった20年前の事件の中身
- 五十畑教授の「方向転換」と鴨居の過去がつながると読んだ根拠
- 「長い時間ってどれくらいのことを言うと思う?」というセリフの読み方
- 第8話の予想の答え合わせ(当たり4つ・外れ1つ)
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— 『さよならノワール』フジテレビ7月期火9ドラマ【公式】 (@sayonaranoir_cx) 2026年8月25日
第話月日(火)よる時放送
〚 #さよならノワール 〛
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⌇ 第話予告
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“誘拐事件発生”
犯人は20年前と同一人物による犯行
暴走する鴨居は… pic.twitter.com/4SgNFhVD5W
- さよならノワール第9話で公表されていることと、されていないこと
- 鴨居の妹・立花晶子が亡くなった20年前の事件を整理しました
- 五十畑教授が加害者家族の支援をやめた理由を、鴨居はもう知っているのでは
- 「長い時間ってどれくらいのことを言うと思う?」が引っかかりました
- 鴨居は熊沢に復讐するのか、絵梨子の「リスクは低い」を考えてみた
- 第8話の予想の答え合わせをします
- まとめ:さよならノワール第9話の予想を整理します
- 【追記】第9話の答え合わせをします
- 五十畑教授は20年前、熊沢学に接見した側でした
- 鴨居が探していたのは、熊沢本人でした
- 「長い時間」は保護処分の期間ではありませんでした
- 第10話は9月8日、最終回は9月15日になりそうです
さよならノワール第9話で公表されていることと、されていないこと
事実と予想の線を引いておきます。ここに書く事実は、番組公式サイトのストーリー、フジテレビの番組表データ、それと脚本の井上由美子さんご本人のインタビューから取ったものだけです。 新宿中央署の管轄で、9歳の少女・上川陽菜(佐藤恋和)が男に誘拐され、自力で逃げ出して保護されます。犯人は捕まっておらず、西池袋署にも警戒を強めるよう指示が下ります。 どこか様子のおかしい鴨居卓海(岡山天音)は「新宿中央署へ応援に行きたい」と申し出ますが、署長の妹尾和馬(利重剛)はそれを認めません。そして鴨居は白石絵梨子(北香那)に、「長い時間ってどれくらいのことを言うと思う?」と尋ねます。 その最中に、誘拐事件の犯人が特定されたと連絡が入ります。陽菜を誘拐した熊沢学(杉山圭一)は、20年前にも同じような事件を起こしていた——ここから話が20年前へ戻っていきます。| 第9話の主な人物 | 演じる人 | 公式に出ている立ち位置 |
|---|---|---|
| 鴨居卓海 | 岡山天音 | 西池袋署の刑事。20年前の事件の被害者遺族だと明かされる |
| 熊沢学 | 杉山圭一 | 誘拐事件の犯人。20年前も同じ手口で事件を起こした |
| 立花晶子 | 伊藤かれん | 20年前に亡くなった8歳の少女。鴨居の実の妹 |
| 上川陽菜 | 佐藤恋和 | 誘拐され、自力で逃げて保護された9歳 |
| 五十畑修 | 岡部たかし | 帝都大学心理学部教授。絵梨子の恩師 |
| 妹尾和馬 | 利重剛 | 署長。鴨居の応援申し出を認めない |
鴨居の妹・立花晶子が亡くなった20年前の事件を整理しました
公式のストーリーに書かれている20年前の事実を、そのまま並べます。| 項目 | 公式に書かれている中身 |
|---|---|
| 被害者 | 立花晶子(当時8歳)。鴨居の実の妹 |
| 加害者 | 熊沢学(当時18歳) |
| 起きたこと | 熊沢の自宅に連れ去られ、逃げようとしてベランダから飛び降りて亡くなった |
| 処分 | 少年法により保護処分 |
| 報道 | 熊沢は実名報道されず。被害者である鴨居の家族については連日報道された |
| その後 | 鴨居の両親は事件の影響から相次いで病死 |
五十畑教授が加害者家族の支援をやめた理由を、鴨居はもう知っているのでは
ここがこの記事の本題です。 脚本の井上由美子さんは、第9話について「岡部たかしさん演じる精神科医・五十畑修教授の過去とも絡んでくる、作品のコンセプト的にも重要な回です」と話しています。第9話は鴨居の妹の事件の回なのに、そこに五十畑の過去が絡む、と本人が言っているわけです。 では五十畑の過去とは何か。実はもう、第6話で一度だけ画面に出ています。| 話数 | 五十畑と鴨居のあいだで起きたこと |
|---|---|
| 第2話 | 絵梨子に、鴨居からの誘いはデートではないかと指摘する |
| 第5話 | 田村貴子を訪ね、絵梨子が夏海の過去に踏み込みすぎることを心配する |
| 第6話 | 絵梨子と鴨居が相談に訪れる。鴨居が「加害者家族の支援に力を入れていた五十畑が、被害者支援へ方向転換した理由」を問う。鴨居は足早に教授室を去り、その後欠勤が続く |
| 第7話 | 支援室を訪れ、夏海の相談に乗る |
| 第8話 | 絵梨子が鴨居を公開講座に誘う。鴨居は会場に現れるが、五十畑に対してある思いを抱えている |
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— 『さよならノワール』フジテレビ7月期火9ドラマ【公式】 (@sayonaranoir_cx) 2026年8月26日
第話月日(火)よる時放送
〚 #さよならノワール 〛
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鴨居(#岡山天音)を
五十畑教授の公開講座に誘った
絵梨子(#北香那)
❑第8話見逃し配信はこちらから!… pic.twitter.com/boK1EXbbKS
「長い時間ってどれくらいのことを言うと思う?」が引っかかりました
公式のストーリーに、鴨居のセリフがひとつだけ抜き出して書かれています。誘拐事件の一報が入ったあと、鴨居が絵梨子にこう尋ねる場面です。| 読み方 | 中身 | わたしの見立て |
|---|---|---|
| ① 20年 | 妹が亡くなってから経った時間 | ありうるが、それなら「20年」と言えばいい |
| ② 保護処分の期間 | 加害者が社会に戻るまでにかかった時間 | 本命。「あれで長いと言えるのか」という問い |
| ③ 誘拐された子が閉じ込められていた時間 | 陽菜が逃げ出すまでの時間 | 事件当日の話なので、鴨居が絵梨子に聞く必然が薄い |
鴨居は熊沢に復讐するのか、絵梨子の「リスクは低い」を考えてみた
公式のストーリーには、こう書かれています。「鴨居が熊沢に復讐するのでは」と危惧する妹尾らに、絵梨子たちはそのリスクは低いのではないかと伝える。そのうえで最後の一行が、「鴨居は無断で熊沢についての聞き込みを続けていて…」です。9月1日(火)21時〜第9話放送!
— めざましmedia (@mezamashimedia) 2026年8月25日
ドラマ『さよならノワール』
「作品のコンセプト的にも重要」
脚本・井上由美子さんが語る見どころとは?
夏海(小池栄子)と絵梨子(北香那)の“着地点”は
「楽しく、かつ泣けるラスト。最後まで見届けて」
▶︎https://t.co/LND9RU2KHT@sayonaranoir_cx pic.twitter.com/5WCZXaAYkM
第8話の予想の答え合わせをします
第8話も放送前に予想を出していたので、当たり外れを正直に並べます。| 第8話で出した予想 | 結果 |
|---|---|
| 襲ったのは祥仁會ではなく、祐子が切り捨てた側の人間 | 外れ。被疑者は祥仁會と関わりのあるダーツバーの出入り者だった |
| 秘書の畑中は疑われる役で、真犯人ではない | 当たり。畑中はむしろ警察に話すよう説得していた側で、最後は同行を申し出た |
| 電話の主は祐子が声を知っている相手 | 当たり。祥仁會会長の不二仁からで、「今度は殺されるかもな」と脅された |
| 祐子自身も言えないことを持っている | 当たり。初当選後に事務所の家賃問題で祥仁會を頼っていた |
| 山崎創の件は動かず、支援室そのものが問われる回になる | 当たり |
まとめ:さよならノワール第9話の予想を整理します
・予想② 鴨居が第6話で問うた「方向転換の理由」が、第9話で回収される
・予想③ 「長い時間」は保護処分の期間を指している
・予想④ 鴨居は熊沢本人ではなく、20年前に熊沢の側にいた人物を探している
・予想⑤ 山崎創が動くのは第9話ではなく最終話
【追記】第9話の答え合わせをします
2026年9月1日(火)に第9話が放送されたので、放送前に出した予想の答え合わせをします。約束どおり、当たったものも外したものも正直に並べますね。
| この記事で出した予想 | 結果 |
|---|---|
| 予想① 五十畑教授は20年前、熊沢かその家族を支える側にいた | 当たり。五十畑は20年前、熊沢学に接見していた側だった |
| 予想② 第6話で鴨居が問うた「方向転換の理由」が第9話で回収される | 当たり。五十畑が被害者遺族の支援へ移った理由が、そのまま語られた |
| 予想③ 「長い時間」は保護処分の期間を指している | 外れ。加害者が社会に戻るまでの年数を数える問いではなかった |
| 予想④ 鴨居が探していたのは熊沢本人ではなく、20年前に熊沢の側にいた人物 | 外れ。鴨居が探していたのは熊沢本人だった |
| 予想⑤ 山崎創は第9話では動かない | 当たり。山崎の件は動かず、ラストで夏海が動きだす形になった |
5つのうち3つ当たって、2つ外しました。第8話が4つ当たりだったので、今回は分が悪いです。ただ本命に置いた五十畑教授のところは当たったので、そこだけは書いておきたいところでした。外した2つは、どちらも「鴨居がこの先どう動くか」の読みです。人の設定は当てられても、人の動きは当てられなかったという結果になりました。
五十畑教授は20年前、熊沢学に接見した側でした
本命にしていた予想①から書きます。第9話で明かされたのは、20年前、五十畑修(岡部たかし)は加害者だった熊沢学(杉山圭一)に接見していたということでした。当時18歳だった熊沢について、五十畑は「逆送しなくてもよいのではないか」という意見を出しています。
予想では「熊沢かその家族を支える側にいた」と幅を持たせて書いていたのですが、実際は熊沢本人の側でした。家族ではなく本人。ここは幅の中に入ったので当たりにしています。
そして予想②の「方向転換の理由」も、同じ場面でまとめて出てきました。少年院を出た熊沢から五十畑あてに手紙が届くのですが、そこに被害者遺族への謝罪は一行も書かれていなかった。ちょうどその頃、五十畑は鴨居の両親が亡くなったことを知ります。加害者側を支えることに力を入れていた人が、被害者遺族の支援へ移ったのは、そこからでした。
五十畑が絵梨子(北香那)に託した言葉が「13歳の鴨居さんを抱きしめてやってほしい」です。20年前、鴨居は13歳でした。事件のあった日、母親が仕事だったので、ピアノ教室へ妹を迎えに行くのは鴨居の役目だったのに、部活が長引いて遅れてしまった——その13歳のままの子が、まだ中にいるという意味の一言です。
ここから少し個人的な話をさせてください。うちの上の子がちょうど9歳で、下に5歳と3歳がいます。上の子に下の子を頼むこと、正直あります。ちょっとそこで見てて、とか、先に手を洗わせといて、とか。その程度のことなんですけど、13歳の子に妹の送り迎えを任せるのって、家の中ではごく普通の頼みごとなんですよね。特別なことでもなんでもない。
その普通の頼みごとが、たった一度うまくいかなかっただけで20年ぶんの罪悪感になる。しかも本人は「責めてもらえるほうが楽だった」と言っています。親は責めなかった。責めなかったことが、逆に逃げ場をなくしている。誰も悪いことをしていないのに、全員が削られていくという書かれ方で、ここを読んだときはさすがに手が止まりました。ドラマの都合で作った話ではなくて、実際にこうなるんやろうなと思わされる作りでした。
鴨居が探していたのは、熊沢本人でした
ここが今回いちばん大きい外れです。わたしは「無断の聞き込みで鴨居が探しているのは熊沢そのものではなく、20年前に熊沢の側にいた誰かの名前」だと書きました。まるごと外れです。鴨居は熊沢本人を探していました。
しかも探し当てた場所が、うまく出来ていました。少年院を出た熊沢が五十畑に送ったはがきに、祖父の家で釣りをしていると書いてあったんですね。祖父はすでに亡くなり、家は空き家になっている。それでも熊沢にとってはそこが落ち着ける場所ではないか——という読みで、鴨居はひとりでそこへ向かいます。
そして空き家で向き合った熊沢は、いったん土下座して謝ります。妹が欲しかった、寂しかった、と。ところが途中から笑い出して、「嘘に決まってんだろ」「弁護士に言われたんだよ」とひっくり返す。とどめが「あの事件は20年も前に終わったんだよ」でした。
ここでこの記事の予想の、もうひとつのほうが崩れます。わたしは本文で「このドラマにはいちばん嫌な想像より一段やさしいところに答えを置くクセがある」と書きました。第7話がプロポーズ動画で、第8話も分かりやすく嫌な形にはならなかったからです。第9話は、そのクセを1回だけ外してきました。加害者側に救いを1ミリも置いていません。
でも鴨居は手を出しませんでした。そこへ新宿中央署の刑事が乗り込んで熊沢を逮捕します。「危害は加えていませんね?」と確認され、鴨居は「残念ながら」と答える。一線を越えなかったことだけが、この回の救いです。
「長い時間」は保護処分の期間ではありませんでした
予想③も外れです。鴨居が絵梨子に投げた「長い時間ってどれくらいのことを言うと思う?」を、わたしは加害者が社会に戻るまでにかかった年数を数える問いだと読みました。「あれで長いと言えるのか」という問いだ、と。
実際に第9話で対になっていたのは、そこではありませんでした。加害者の熊沢が言うのが「あの事件は20年も前に終わったんだよ」。一方で絵梨子が鴨居に言うのが「鴨居さんは20年間、晶子ちゃんを思い続けてきました」「鴨居さんは血を流し続けて生きてきた」。同じ20年が、片方では「もう終わった昔」で、片方では「まだ流れ続けている今」になっています。
つまりあの問いは、処分の重さを測るためのものではなく、鴨居自身が抱えてきた時間の長さを指していた、と読むほうが自然でした。わたしは「加害者をどう裁いたか」の側から読んでしまったんですね。犯罪被害者支援を題材にしたドラマなのに、無意識に加害者のほうを見ていた。そこを外したのは、けっこう痛い外し方だと思っています。
絵梨子が最後に鴨居へ渡す言葉が「鴨居さんは悪くないです。鴨居さんは、良いお兄ちゃんです」で、そのあと夏海が「吹っ切らなくていいのよ」と続けます。2週間の謹慎を言い渡された鴨居に、缶コーヒーを渡して去っていく場面です。乗り越えろでも、前を向けでもない。ここがこのドラマらしいところやなと思いました。
第10話は9月8日、最終回は9月15日になりそうです
本文で保留にしていた放送日を、番組表が出たので確定ぶんだけ書きます。
| 日付 | 番組表に出ている中身 |
|---|---|
| 9月8日(火)20時54分〜21時00分 | このあとは「さよならノワール」最終章直前!SPダイジェスト |
| 9月8日(火)21時00分〜21時54分 | さよならノワール #10(「最終回」の表記なし) |
| 9月15日(火) | 番組表データがまだ公開されていない |
ポイントは「最終章直前」という言い方です。9月8日の第10話が最終回なら、直前番組は「最終回直前」になるはずですよね。直前SPを置いてから最終章が始まるということは、第10話で終わらない可能性が高いです。公式サイトのバックナンバーも、いまのところ第10話までしか並んでいません。
第10話の中身は公式に出ています。夏海は失踪した元上司・山崎創(渡部篤郎)を探して横浜の闇カジノを張り込み、同じく山崎を追っていた河口真二郎(眞島秀和)と鉢合わせます。そして五十畑は、熊沢の事件に責任を感じて教授を退任する意向を絵梨子に伝え、鴨居あての手紙を託します。謹慎を終えた鴨居も復帰します。
第8話の考察と答え合わせはさよならノワール8話のあらすじを考察!小池栄子が挑む元衆議院議員の事件を伏線から読んでみたに、第7話の考察はさよならノワール第7話を放送前に考察!陽性転移フラグと動画の中身を予想してみたに書いています。
この記事は最終回まで追いかけて追記していきます。9月15日ぶんの番組表が出たら、最終回の日付もここに書き足しますね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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