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LOST10のロケ地は北海道だけではない?支樺岳の撮影場所を考察

ドラマ
『LOST10』のロケ地について、いま分かっていることを先に書きます。舞台が北海道であることは公式に発表されていますが、具体的なロケ地はまだ公表されていません。そのうえで、制作陣の過去作の撮り方をたどっていくと、「北海道の山」と「街のシーン」が別の場所で撮られている可能性がかなり高い、という景色が見えてきます。 しかも、この作品の中心にある「支樺岳(しからだけ)」という山は、実在の山として見つかりません。つまり最初から、どこかの山を「支樺岳」に見立てて撮っているということになります。ここを起点に、どこで撮られていそうかを一緒に考えていきたいと思います。
LOST10の舞台になった北海道の山並みと登山道の道標

LOST10のロケ地はどこ?まず公式が出している情報を並べてみる

考察に入る前に、公式から出ている事実だけを整理します。ここを飛ばすと、想像と事実がすぐ混ざってしまうんですよね。
項目内容
放送枠TBS系「金曜ドラマ」
放送開始2026年10月スタート 毎週金曜よる10時〜10時54分
舞台北海道
物語の起点登山ツアー中に起きた遭難事故「支樺岳(しからだけ)事件」
脚本奥寺佐渡子
演出塚原あゆ子、泉正英
プロデュース新井順子
主演横浜流星(小駒役・刑事)
公式サイトtbs.co.jp/lost10/
公式SNSX・Instagram・TikTok すべて lost10_tbs
作品の発表は2026年7月21日、主演の発表が7月31日でした。そして2026年8月7日には小栗旬さんの出演が発表され、保険調査員の「直」役だと明らかになっています。話が動いているまっ最中ですね。 ここで大事なのは、公式が言っているのは「舞台は北海道」であって、「北海道のどこで撮った」ではないということです。特報ティザーもすでに公開されていますが、地名を特定できるような案内は出ていません。
この記事は2026年8月7日時点で公表されている情報をもとにした考察です。ロケ地が正式に出た時点で追記していきます。

支樺岳は実在する山なのでしょうか

まずここから調べました。作品の中心にある山の名前ですから、実在するならロケ地はほぼそこで決まりです。

「支樺岳」で探しても山が出てこない

北海道の山を扱っているデータベースや登山情報をひととおり当たってみたのですが、「支樺岳」という名前の山は見つかりませんでした。北海道の山は標高順の一覧まで細かく公開されているジャンルなので、実在していて名前だけ知られていない、という状態は考えにくいところです。 つまり支樺岳は、この物語のために作られた架空の山だと考えるのが自然です。ここが分かった時点で、ロケ地の探し方は変わります。「支樺岳を探す」のではなく、「支樺岳に見立てられた山を探す」という話になるからです。 正直に言うと、私はここで一度手が止まりました。山の名前さえ実在すれば一発で終わる話だと思って調べ始めたので、名前が架空だと分かった瞬間に「あ、これは簡単には出てこないやつだ」と分かってしまったんですよね。

北海道で「登山ツアーの遭難」が成立する山を考える

では、どんな山が候補になるのか。作品の設定は「登山ツアー中の遭難事故」です。ということは、①ツアーが組まれるくらい人気があって ②遭難が起こりうる厳しさがある山、という条件になります。 北海道でその両方を満たすのは、まず大雪山国立公園のエリアです。北海道の最高峰・旭岳は標高2,291メートルで、大雪山は「北海道の屋根」と呼ばれる山群。環境省の国立公園の紹介でも、アイヌ語の「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」という呼び名とともに紹介されている場所です。 ただ、ここで一つ気をつけたいことがあります。ドラマの山岳シーンは、山の頂上そのもので撮っているとは限りません。危険な場所ほど、遠景と近景を別々に撮って組み立てるのが普通です。ですから「支樺岳=どこか1つの山」という答えは、たぶん最初から存在しないのだろうと思っています。
LOST10のロケ地で撮影に使われるカメラと雪の残る山

塚原あゆ子監督の過去作は、架空の土地をどう作ってきたか

ここからが、この記事でいちばん書きたかったところです。『LOST10』の演出・塚原あゆ子さんとプロデュースの新井順子さんは、『Nのために』『最愛』を作ってきたチームで、脚本の奥寺佐渡子さんも『Nのために』『最愛』に関わっています。同じ人たちが同じやり方で撮るなら、過去作の撮り方がそのままヒントになります。

『Nのために』の島は、実在しない島でした

『Nのために』の重要な舞台だった「青景島」は、実在しない架空の島です。そして旅行ガイドや観光メディアでは、この青景島のシーンが香川県の小豆島で撮影されたと紹介されています。中山千枚田のような、実在の景勝地の風景が使われていたわけですね。 架空の地名を置いて、実在の風景を借りてくる。この作り方が、もう2014年の時点で使われていたということになります。

『最愛』では、東京の市役所が「富山署」になっていた

さらに分かりやすいのが『最愛』です。ここは自治体そのものが公開しているので、事実として確認できます。 東京都府中市の「ふちゅうロケーションサービス」(府中市役所 産業観光課)の撮影支援実績には、府中市役所本庁舎と府中駅北第2庁舎が、劇中で「駒沢署」「富山署」として登場したと明記されています。撮影日まで公開されていて、2021年9月19日、9月23日、10月2日、11月3日となっています。 劇中では「富山署」なのに、実際に撮っているのは東京都府中市の市役所。これがこのチームのやり方です。 同じく埼玉県朝霞市の公式サイトにも、朝霞市博物館が劇中の美術館として使われたことが載っています。第6話と第7話に登場したところまで書いてあります。
作品劇中の舞台実際に撮影が行われた場所(公開されている分)
Nのために青景島(架空の島)香川県・小豆島 ほか
最愛「富山署」など東京都府中市(市役所本庁舎・府中駅北第2庁舎)
最愛劇中の美術館埼玉県朝霞市(朝霞市博物館)
LOST10北海道・支樺岳(架空の山)未公表
こうやって並べてみると、けっこう衝撃じゃないですか。私は正直、ドラマの舞台と撮影地ってもっと一致しているものだと思っていました。

舞台が北海道でも、撮影が全部北海道とは限らない理由

もう一つ、決定的な例があります。同じTBSの『下剋上球児』です。 この作品は三重県が舞台ですが、千葉県フィルムコミッションが「支援作品」として掲載しています。さらに放送後には、三重県と千葉県の合同でパネル展が開かれました。三重の話なのに、千葉でも撮っていたわけです。 なぜこうなるのか。理由はたぶんシンプルで、遠方ロケは費用も日数もかかるから、風景が要るところだけ現地で撮って、屋内や街のシーンは近場で撮るということなのだと思います。 これを『LOST10』に当てはめると、こういう予想になります。
さったまの予想
①山・自然・広い風景のシーン → 北海道で撮影
②警察署・病院・室内・住宅街のシーン → 首都圏など北海道以外の可能性が高い
③「支樺岳」は複数の場所の風景を組み合わせて作られている
もちろんこれは考察です。ただ、「LOST10のロケ地は北海道です」で終わる記事とは、ここで答えが変わってきます。北海道に見に行ったのにその場所が無い、ということが起こりうるからです。

ロケ地を確定させるには、どこを見ていればいいのか

ここがこの記事でいちばん役に立つところだと思うので、丁寧に書きます。ロケ地は「誰かが特定する」よりも先に、公的な場所から出てくることのほうが多いです。
見る場所何が分かるかいつ分かるか
番組エンドロールの「撮影協力」自治体名・観光協会名・施設名がそのまま出る放送日の当日
各地のフィルムコミッションの実績ページどの施設が何の設定で使われたか。撮影日まで出ることも放送中〜放送後
北海道ロケーション連絡室道内のロケ支援の窓口。作品紹介が出ることがある放送前後
ボランティアエキストラの募集撮影が行われる地域そのもの撮影前
出演者や公式SNSの投稿景色から場所が割れることがある随時

撮影協力のクレジットがいちばん確実です

エンドロールの「撮影協力」に並ぶ名前は、制作側が公式に出しているものなので、いちばん確実です。『最愛』でも、撮影協力の欄に自治体や観光協会の名前が入っていました。ここを1話ずつメモしていくと、シーズンが終わる頃には地図ができあがります。

自治体のページは、放送より詳しいことがあります

先ほどの府中市や朝霞市のように、自治体やフィルムコミッションのサイトは「どの施設が、劇中の何の設定で使われたか」まで書いてくれます。放送を見ただけでは分からない答え合わせが、ここでできるんですよね。 北海道の場合、窓口になっているのは北海道庁 経済部観光局観光振興課の「北海道ロケーション連絡室」です。道内各地のフィルムコミッションや市町村と連携してロケ撮影を支援していると、道の公式サイトに書かれています。 また、札幌については一般財団法人さっぽろ産業振興財団が札幌フィルムコミッションを運営していて、ボランティアエキストラの登録制度もあります。過去には映画『糸』『探偵はBARにいる3』『羊と鋼の森』などの支援作品が紹介されています。 さらに、国立映画アーカイブが運営する「全国ロケーションデータベース」では、全国のフィルムコミッションごとに支援作品が一覧で見られます。ここに『LOST10』の名前が載る日が来るなら、それが答え合わせのタイミングです。

エキストラ募集は、放送前に出る唯一の手がかりです

エキストラの募集は撮影の前に出るので、ロケ地の情報としては最速です。ただし作品名を伏せて募集されることも多いので、「10月期のドラマ」「北海道」といった条件だけが出ているケースもあります。今回については、調べた範囲では『LOST10』と名前を出した募集は確認できませんでした。

目撃情報は出ているのでしょうか

正直にお伝えします。2026年8月7日の時点で、『LOST10』の撮影を見たというSNSの目撃情報は、検索で拾える範囲では見つかりませんでした。 これは「撮っていない」という意味ではありません。山の中や人が少ない場所での撮影は、そもそも通りがかりの人が少ないので目撃されにくいんです。街なかのロケなら人が集まって写真が出回りますが、山岳ロケはそうなりません。 もう一つ考えられるのは、まだ撮影の序盤かもしれないということです。8月7日にキャストが追加発表された段階ですから、これから撮る場面のほうが多いはずです。目撃情報が出てくるとしたら、これから秋にかけてだと思います。 なお出演者については、8月7日に小栗旬さんの出演が発表されたばかりで、まだ全体像は見えていません。誰が出るのかについては[こちらの記事](https://sachie1211.com/lost10-matsumura-hokuto/)でまとめています。

個人的に、ここがいちばん面白いと思った話

ここから少し脱線させてください。 この記事を書くために調べていていちばん驚いたのが、さっきの「府中市役所が富山署になっていた」という話でした。私はてっきり、富山が舞台なら富山の警察署を借りて撮っているのだろうと思っていたんです。それが東京の市役所で、しかも撮影した日にちまで市の公式サイトに載っている。ドラマの裏側って、こんなに堂々と公開されているんだなと思って、しばらく他の自治体のページを読みふけってしまいました。 そして、これに気づいてから見え方が変わったことがあります。ドラマの「土地」って、風景をつなぎ合わせて作られたものなんですよね。実在の街をそのまま写しているのではなくて、いろんな場所からいい部分だけを切り取ってきて、一つの町として組み立てている。だから架空の地名がつくわけです。青景島も、支樺岳も、たぶんそうやって生まれています。 私は福井に住んでいるのですが、地方に住んでいると「うちの県、ドラマに全然出てこないな」と思うことがけっこうあります。でもこの調べ方を覚えてから、そういう見方も少し変わりました。映っていないのではなくて、別の土地の名前で映っているかもしれないわけです。エンドロールの撮影協力に自分の県の名前を見つけたら、それはそれで嬉しいと思うんですよね。 『LOST10』も同じで、北海道の風景の中に、まったく違う場所が混ざっている可能性があります。放送が始まったあと、撮影協力の欄にどんな地名が並ぶのか。私はそこがいちばん気になっていて、答え合わせができる日を待っているところです。

LOST10のロケ地についての現在地まとめ

最後に、この記事で分かったことを整理します。
ここまでの要点
・舞台が北海道であることは公式に発表されている
・具体的なロケ地は、2026年8月7日時点で公表されていない
・中心となる「支樺岳」は実在の山として確認できず、架空の山と考えられる
・制作陣の過去作は、架空の地名に実在の風景を当てはめる作り方をしてきた
・『最愛』では東京都府中市の市役所が劇中の「富山署」として使われていた
・舞台が北海道でも、すべてを北海道で撮っているとは限らない
・確定は、撮影協力のクレジットと自治体・フィルムコミッションの公開情報で分かる
結論としては、「北海道で撮っている場面はある。ただし北海道だけではない可能性が高い」というのが、いま出せるいちばん誠実な答えだと思っています。 答えが出るのは、たぶん放送が始まってからです。第1話のエンドロールを最後まで見れば、撮影協力の欄に自治体の名前が並びます。そこが答え合わせのスタート地点になります。 新しい情報が出たら、また追記していきますね。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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