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フライパンのコーティングが剥がれる原因は?メーカー公式のNGを並べてみた

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フライパンのコーティングが剥がれる原因をメーカー公式から並べた記事のアイキャッチ 暮らし・子育て・健康
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フライパンのコーティングが、思っていたより早く剥がれる。買ったときは「これは長く使えそう」と思っていたのに、1年ちょっとでくっつくようになる。 その原因を、ふっ素樹脂加工のフライパンを実際に作っているメーカーの公式ブログで調べました。和平フレイズという新潟の調理器具メーカーが、自社のブログでかなり細かく書いています。 読んで、正直ちょっと青くなりました。やってはいけないと書かれていることを、うちは普通にやっていました。
この記事で分かること
  • コーティングが剥がれる原因が何なのか
  • 空焚きは何秒からNGなのか
  • 料理を入れたまま置くとどうなるのか
  • 熱いまま水をかけてはいけない理由
  • ふっ素樹脂が耐えられる温度
  • やってしまいがちな順に並べた一覧

剥がれる原因は、大きく分けて3つでした

先に全体を並べます。メーカーが挙げている原因は、突きつめると熱・塩分・傷の3つに整理できました。
原因具体的に何をすると起きるか
空焚き、強火での長時間加熱、熱いままの急冷
塩分料理を入れたままフライパンで保存する
金属製のヘラやトング、かたいスポンジ
このうちいちばん意外だったのが「塩分」でした。剥がれるのは全部熱のせいだと思っていたので。順番に見ていきます。

空焚きは1分でアウト。予熱は30〜40秒まで

まず熱です。メーカーのブログにこう書かれていました。
調理時の予熱は「中火で30〜40秒」にとどめましょう。(中略)通常のコンロでも1分以上加熱すると空焚きとなり、ふっ素樹脂加工を傷めます
引用:和平フレイズ公式ブログ「ふっ素樹脂加工フライパンは危険?メーカー目線で解説&安全な使い方をご紹介します」
1分です。フライパンを火にかけて、その間に冷蔵庫から材料を出して、切って、という段取りをしていたら、あっという間に超えます。 温度の数字も出ていました。ふっ素樹脂加工の連続使用可能温度は260℃。通常の調理では200℃以下なので問題ないけれど、何も入れずに加熱すると一気にそこを超えてしまう、という説明でした。
空焚きとは「フライパンの中に何も入れない状態で加熱すること」だとメーカーは定義しています。油を薄く塗るだけでも空焼きを抑える効果があるとも書かれていました。だから「油を入れてから点火する」順番がすすめられています。
つまりフライパンを空のまま温めるのが、いちばんやりがちで、いちばん傷むということですね。

料理を入れたまま保存すると、下地の金属から腐ります

ここがいちばん驚いたところです。
特に塩分の強い調理物を入れたままにすると、ふっ素樹脂加工の表面にある目に見えない小さな穴から塩分がしみ込み、下地の金属を腐食(さび)させてしまいます。その結果、ふっ素樹脂が浮き上がり、剥がれの原因になります。
引用:和平フレイズ公式ブログ「フライパンの内面コーティングを長持ちさせる使い方」
コーティングの表面には、目に見えない穴が開いているそうです。そこから塩分が入って、下の金属がさびる。さびが膨らんで、上のコーティングを押し上げる。だから剥がれる。 剥がれているように見えて、実は下から浮かされているわけです。上からこすって剥がれたのではない、というのが意外でした。 目安も書かれていて、保存は「一昼夜」がラインだそうです。カレーを作って、鍋のまま一晩。あれをフライパンでやると、じわじわ効いてくるということになります。
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熱いまま水をかけると、加工がずれます

3つ目は急冷です。
火から下ろしたアツアツフライパンに大量の水をかけると、ふっ素樹脂加工がぎゅっと収縮します。そして表面の加工がずれて剥がれやすくなります。
引用:和平フレイズ公式ブログ
金属は熱で膨張して、冷えると縮みます。下の金属とコーティングとで縮み方が違うので、境目がずれる。それを繰り返すと剥がれる、という理屈です。 洗い物を早く終わらせたくて、焼いたあとすぐジューっとやってしまうんですよね。あれは1回で剥がれるわけではないけれど、確実に寿命を削っているということになります。メーカーの結論は「フライパンが冷めてから洗う」でした。

金属のヘラは避ける。ここは知っている人が多いところ

4つ目は傷です。ここは比較的知られている話だと思います。 メーカーがすすめているのは木・竹・樹脂・シリコンのツール。理由は「先端がとがったものが少なく、傷をつけにくいため」でした。洗うときも、かたいスポンジではなくやわらかいもので、と書かれています。
メーカーがまとめている正しい使い方
  • 1分以上空焚きしない。予熱は中火で30〜40秒以内
  • 油を入れてから点火する
  • 木・竹・樹脂・シリコンのツールを使う
  • フライパンの中に料理を保存しない(一昼夜が目安)
  • 調理後に水でジューっと急冷しない
  • やわらかいスポンジで洗う
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クッキングシートを敷くときも、空焚きの理屈は同じです

ひとつ、調べていて気になったことがあります。フライパンにクッキングシートを敷いて焼くやり方についてです。 メーカーのブログには、クッキングシートについての直接の記載は見つけられませんでした。ただ、空焚きの定義が「フライパンの中に何も入れない状態で加熱すること」で、油を塗るだけでも空焼きを抑えられる、と書かれています。 ということは、シートを敷いただけで、その上にまだ食材を乗せていない状態で温めるのは、フライパンから見れば油も食材も接していない状態に近いことになります。先にシートと食材をセットしてから火をつけるのが、理屈の上では安全そうです。 ここは公式に書かれていたことではなく、書かれていた定義から考えた話です。断定はできません。

ここから個人的な話をさせてください

うちはIHで、ふっ素樹脂加工のフライパンを使っています。買ったときは「これはコスパいいわ」と思っていたのに、最近になって思ったより早く傷むなと感じていました。 今回この記事を書くために調べていて、傷ませていたのは自分だったのかもしれないと思ったわけです。 とくに空焚きの「1分」。これはもう、完全に超えていました。フライパンを火にかけてから材料を切り始める、というのが習慣になっていたので。前の記事で底の厚さを調べたときには「厚いフライパンにすれば焼きムラが減る」という話をしたんですが、その前にやることがあったな、と。 道具のせいにする前に使い方を見直す、というのは分かってはいるんですけど、こうやってメーカーが数字で「30〜40秒」と書いてくれていると、さすがに言い訳ができません。しかもこの数字、買ったときについてきた説明書にはたぶん書いてあったんですよね。読んでいないだけで。 というわけで、まずは予熱の時間からやってみようと思っています。フライパンを買い替えるより先に、そこからです。
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まとめ

  • コーティングが剥がれる原因は熱・塩分・傷の3つ
  • 1分以上の加熱で空焚きになる。予熱は中火で30〜40秒まで
  • ふっ素樹脂の連続使用可能温度は260℃。通常の調理は200℃以下
  • 料理を入れたまま保存すると、塩分が小さな穴からしみて下地の金属が腐食し、樹脂が下から浮き上がる。目安は一昼夜
  • 熱いまま水をかけると加工が収縮してずれる。冷めてから洗う
  • ツールは木・竹・樹脂・シリコン。洗うのはやわらかいスポンジで
どれも道具を買い替えずにできることばかりでした。フライパンの底の厚さについては別の記事にまとめています。

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