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石の刃で星野源は何をした?米澤穂信との8年がかりの企画を調べてみた

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米澤穂信と星野源のコラボ小説 石の刃について調べた記事のアイキャッチ 話題
記事内に広告が含まれています。
2026年9月7日の朝、米澤穂信さんと星野源さんのコラボ小説『石の刃』の書籍化が発表されました。先に、いちばん誤解されそうなところを書きます。 星野源さんは、この小説を書いていません。担当しているのはプロデュースと写真ディレクション、そして出演です。KADOKAWAのプレスリリースにもそう書かれていました。
この記事で分かること
  • 星野源さんが『石の刃』で担当したことの中身
  • 企画がいつ始まって、何年かかったのか
  • どんな話なのか(米澤穂信さんが初めて書いたジャンル)
  • 発売日と値段、初回限定の特典
  • 連載はどこで読めていたのか

石の刃の発売日は2026年11月25日!書いたのは米澤穂信

まず基本のところを、公式の発表から並べます。
項目内容
書名石の刃
著者米澤穂信
プロデュース・写真ディレクション・出演星野 源
発売2026年11月25日(水)
定価2,475円(本体2,250円+税)
判型・ページ数四六判・上製/472ページ
発行株式会社KADOKAWA
肩書きの並びを見て、ここで手が止まりました。プロデュース・写真ディレクション・出演、の3つが星野源さんの担当です。小説の中に出てくるわけではなくて、本の写真に出ているという意味ですね。 472ページというのもなかなかの厚さです。

星野源が担当したのは写真とプロデュース

では具体的に何をしたのか。プレスリリースの書き方が細かかったので、そのまま拾っていきます。
  • 連載時は、小説からインスピレーションを受けて提案・ディレクションを行い、主人公の弁護士・絵島を自ら表現した写真が各章の扉を飾った
  • 書籍化にあたっては、改稿後の原稿を読んで連載時のイメージを一新し、カバーと扉のために新たに撮り下ろした
  • そのために、初タッグとなるカメラマンやデザイナーを自ら抜擢し、衣装も含めた撮影チームを一から構築した
クレジットも公開されています。カバー写真はTISCH(MARE Inc.)さん、装丁はアルビレオさん、ヘアメイクは廣瀬瑠美さん、スタイリングは中兼英朗さん。チームの名前まで出す発表のしかたは、写真の仕事としてちゃんと立てているということだと思います。
ここが個人的にいちばん引っかかったところなんですが、「連載時の写真を、書籍化のときに自分で否定して撮り直している」のがすごいなと。 普通に考えたら、連載でもう出来上がっているものをそのまま使うほうがラクです。しかも扉の写真は各章ぶんあるので、撮り直すとなると相当な量になります。それを、改稿された原稿を読んだうえで「イメージが変わった」と判断して一新した。本の中身が変わったから写真も変える、という順番なんですよね。 音楽の人が本の写真をやっている、という一行で流してしまいそうになりますが、やっていることは本づくりのど真ん中だと思いました。

企画が始まったのは2018年!8年がかりだった

ここがこの記事でいちばん書きたかったところです。 プレスリリースに、本企画は2018年に星野源さんの発案から始動と書かれていました。発売は2026年11月。8年かかっています。
時期できごと
2018年星野源さんの発案で企画が始動
2024年冬「小説 野性時代 特別編集 2024年冬号」から連載スタート
2026年9月7日書籍化とカバービジュアルを発表
2026年11月25日発売
発案から連載開始まででも6年あります。きっかけは米澤穂信さんとの交流だったと書かれていました。 数字にすると、2018年って本当に前です。8年あれば、生まれた子が小学2年生になります。うちの下の子はまだ生まれてもいませんでした。企画の話が出てから本になるまでにそれだけの時間が流れているということで、思いつきで始まって、そのまま続いた話ではないのが分かります。 こういうのを見ると、外から見える「コラボ」という言葉の軽さと、実際にかかっている時間の差にちょっと驚きます。発表の日だけ切り取ると1日の出来事ですが、中身は8年ぶんですね。
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どんな話?米澤穂信が初めて書いたリーガルミステリ

中身についても公式が出しています。 米澤穂信さんが初めて挑むリーガルミステリだと書かれていました。『氷菓』でデビューして、『黒牢城』で直木賞を受賞した人が、法廷ものを書くのは今回が初めてということです。 あらすじは公式のものを要約すると、こうなります。
  • 虎ノ門に法律事務所を構える弁護士・絵島のもとに、殺人事件の控訴審の依頼が来る
  • 被告人の小布井春子は、夫の復讐のために被害者を展望台から突き落としたとされ、一審で重い有罪判決を受けている
  • 部屋から殺害計画を書いた日記が見つかり、〈殺人日記事件〉として世間を騒がせている
  • 小布井は控訴に消極的で、事件については完全な黙秘を貫いている
公式が出しているキーワードは「勝てる見込みはほとんどない」。控訴審という、すでに一度負けている裁判をどう戦うかの話です。
謎解きに使うのは裁判資料・関係者への聞き取り・現地調査の3つだと書かれていました。派手な道具が出てこないのが、逆に読みたくなるところだなと思います。 そして星野源さんが写真で表現したのが、この主人公の絵島です。小説の登場人物を、作者ではない人が写真で立ち上げている形になります。
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予約はもう始まってる!初回限定の特典もあります

発売は11月25日ですが、予約は発表と同じ日から順次始まっています。
初回出荷限定のカバー仕様
米澤穂信さんと星野源さんのコメント・サイン入り(予定・それぞれ印字)

カドスト(KADOKAWAの公式ストア)の特典
書籍カバー写真のポストカード(予定数に達した時点で受付終了の場合あり)
初回出荷限定という言葉が付いているので、後から買うと同じ仕様にならない可能性があります。サイン入りといっても印字だと明記されているところは、公式が先に断っていて丁寧だなと思いました。 ISBNは978-4-04-115532-0です。書店で取り寄せるときはこの番号が確実です。

石の刃の連載はもう終わってる?最新号の目次を見てみた

書籍化と聞いて次に気になるのが、連載はもう終わっているのかというところだと思います。ここは公式がはっきり書いていないので、雑誌の目次をさかのぼって確かめました。

発売石の刃
小説 野性時代 特別編集 2024年冬号連載スタート
第261号 2025年9月号2025年8月掲載あり
第265号 2026年2月号2026年1月掲載あり
第266号 2026年3月号2026年2月掲載あり
第272号 2026年9月号2026年8月25日目次に無い

最新号である2026年9月号の目次に、石の刃は載っていませんでした。連載の欄に並んでいるのは、赤川次郎さん、あさのあつこさん、神永学さん、河崎秋子さん、中山七里さんの5本です。

2026年3月号までは掲載が確認できるので、その後のどこかで連載は終わっていることになります。ただし何号で完結したのかは、公式のリリースにも雑誌のページにも書かれていませんでした。

もうひとつの手がかりが、プレスリリースの言い回しです。「改稿後の原稿を読んだ星野氏が」と書かれています。改稿ができているということは、連載としては最後まで書き終わっていると読めます。

目次を並べていて思ったんですが、連載の完結って、始まるときほど大きく告知されないんですよね。始まるときは新連載スタートと表紙に出るのに、終わるときは静かに欄から消えている。読者からすると「あれ、今月載ってない」で気づくことになります。11月25日まで待てない人は、バックナンバーを探すという手もあります。

まとめ

『石の刃』について、2026年9月7日の発表から分かったことをまとめます。
  • 星野源さんは小説を書いていない。プロデュースと写真ディレクション、そして出演
  • 連載時は各章の扉、書籍化ではカバーと扉を撮り下ろし。カメラマンもデザイナーも自ら抜擢
  • 企画が始まったのは2018年で、発売まで8年
  • 連載は「小説 野性時代 特別編集 2024年冬号」から
  • 中身は米澤穂信さんが初めて書くリーガルミステリ。控訴審を戦う弁護士・絵島の話
  • 発売は2026年11月25日(水)、2,475円、472ページ
  • 初回出荷限定でコメント・サイン入りのカバー仕様
続報が出たら、また追記しますね。
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